隠居たるもの、届いた訃報に言葉をなくす。新型コロナウィルスに感染していた志村けんさんが肺炎で亡くなっ...

隠居たるもの、時に粛然と庵に佇む。そもそもこのウィークエンドは、どうにも避けられないこともここぞと急...

隠居たるもの、弱味あってこその可愛げだ。どうしたことか、オリンピックの延期が決まるやいなや一転して新...

隠居たるもの、光あるうち光の中を歩む。今般の情勢に合わせて就業時間が30分ずつ後ろにずれた。「世界は...

隠居たるもの、塞いでばかりはいられない。なにやら重いものがどんより頭の上を覆っているような、どうにも...

隠居たるもの、浮世の変転に目を留める。月に一度、私は京成電鉄に揺られて必ずや荒川を渡る。ご存知だろう...

隠居たるもの、若い衆の仕事に目を瞠る。私が暮らす街に、やたら背の高い青年が一人で切り盛りする家具屋さ...

隠居たるもの、旅の名残りを匂わせる。2泊3日で蔵王に行って来た。源泉が自噴する「五感の湯 つるや」に...

隠居たるもの、ふとした弾みに出向く場所がある。私にとってそんな先のひとつが鈴本演芸場だ。前々回の省察...

隠居たるもの、巷の噂に気を配る。映画「パラサイト 半地下の家族」が評判である。昨年のカンヌ映画祭でパ...